輪島市門前中でフライングディスク授業を実施

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~アルティメットとディスクゴルフでつなぐ希望と復興支援~

2023年11月6日(水)、石川県輪島市にある門前中学校でフライングディスクを使った特別授業を実施しました。この授業は、震災や水害の影響を受けた地域の子どもたちにスポーツの楽しさを体験してもらうと同時に、地域全体の復興を応援する取り組みとして行われました。
「アルティメット」や「ディスクゴルフ」など、フライングディスク競技の魅力を通じて、子どもたちとつながり、新たな希望を見出す機会となりました。

被災地・能登で目にした現状と胸に刻まれた思い

輪島市を訪れる前に、テレビやインターネットを通じて能登地域の被災地の様子を知ってはいましたが、現地に足を踏み入れた瞬間、私の想像をはるかに超える光景が広がっていました。倒壊した家屋、ひび割れた道路、そして波で削り取られた防波堤や山肌。これらを目の当たりにし、改めて災害の凄まじさとその影響の大きさを痛感しました。

震災や水害から立ち直るため、石川県全体で復興が進められています。しかし、住民が戻るかどうか分からない家屋の撤去が進まない場所や、商品の供給が不安定な店舗など、課題はまだ山積みです。仮設住宅が並ぶ地域や通行止めの道路も多く、復興には時間とさらなる支援が必要とされています。

フライングディスクを通じて広がる笑顔

そんな中で実施されたフライングディスクの授業は、地域の子どもたちにとって明るいひとときとなりました。授業では、「アルティメット」の基本的なルールを学びながら、パスやキャッチの練習を行いました。子どもたちは初めて触れるフライングディスクに最初は戸惑いを見せていましたが、すぐにコツをつかみ、楽しそうに笑顔を見せてくれました。また、ディスクゴルフのバスケット(ゴール)を設置し、ディスクをバスケットに入れるゲームも実施。ゴールするたびに歓声が上がり、体育館全体が一体となって盛り上がりました。

フライングディスクの魅力は、技術の上達が実感しやすく、誰でもすぐに楽しめる点にあります。特に「アルティメット」はチームスポーツとしての協調性や戦略性が求められる一方、「ディスクゴルフ」は個々の集中力と的確な投げ方がポイントになります。この2つの競技を通じて、子どもたちが仲間と協力し、目標に向かって挑戦する姿を見ることができました。

子どもたちのたくましさに感じた希望

授業を通じて強く感じたのは、子どもたちの明るさとたくましさです。復興途中の厳しい環境の中でも、彼らは力強く前を向き、日々を懸命に生きています。その姿に深く胸を打たれました。

スポーツには、人と人をつなぎ、喜びや希望を共有する力があります。今回のフライングディスク授業が、彼らの心に少しでも明るい記憶として残れば幸いです。また、私自身も彼らのエネルギーに触れ、大きな勇気をもらいました。この経験をもとに、今後も復興支援に携わっていきたいと強く思っています。

フライングディスクと復興支援の未来

今回の活動をきっかけに、私は来年3月ごろに再び能登を訪れ、フライングディスクを通じた支援活動を行う計画を立てています。継続的な取り組みを通じて、地域の子どもたちにさらに多くの機会を提供したいと考えています。フライングディスクの中でも特に「アルティメット」や「ディスクゴルフ」といった競技は、地域のコミュニティを盛り上げる新たな手段として大きな可能性を秘めています。

また、11月7日(木)には、今回の授業の様子が北國新聞で紹介され、多くの方に活動を知っていただく機会となりました。この報道を通じて、フライングディスクの魅力や復興支援活動への関心がさらに広がることを願っています。

石川県輪島市で行ったフライングディスク授業は、スポーツを通じて子どもたちの笑顔と地域の希望をつなぐ大切な場となりました。「アルティメット」や「ディスクゴルフ」のようなフライングディスク競技は、地域復興や人々のつながりを強化する可能性を持っています。

今後もこの取り組みを続け、多くの方々と力を合わせていきたいと考えています。フライングディスクを通じた笑顔と感動が、輪島市をはじめとする被災地にさらに広がっていくよう、活動を進めていきます。

株式会社Threee
代表取締役社長 村岡