UFAのプレーオフ進出までの流れ
UFA(Ultimate Frisbee Association)のリーグは、地域ごとにディビジョンが分かれており、それぞれのトップチームがプレーオフに進む仕組みです。現在の基本的な流れを以下にまとめます。
- リーグ構成
- ディビジョン: UFAは地理的に「North」「East」「South」「West」の4つのディビジョンに分かれています。各ディビジョンには4~6チームが所属し、レギュラーシーズンで互いに対戦します。
- 各チームは主に同じディビジョン内のチームと対戦し、ディビジョン内の順位を競います。
- レギュラーシーズン
- チームは、約12~14試合のレギュラーシーズンを戦います。試合はホーム&アウェイ形式で行われ、勝利数が多いチームが上位にランク付けされます。
- 勝率が同じ場合は、直接対決の結果や得失点差などで順位が決まります。
- プレーオフ進出条件
- 各ディビジョンの上位チームがプレーオフに進出します。
- 通常は、各ディビジョン1位のチームが自動的に進出し、成績が良い数チームが「ワイルドカード枠」として加わることもあります。
- プレーオフ(ディビジョンファイナルとチャンピオンシップウィークエンド)
- プレーオフでは、ディビジョンごとのトップチームが対戦し、最終的にチャンピオンシップウィークエンド(セミファイナルと決勝)に進むチームが決まります。
- チャンピオンシップウィークエンドは北米全体で注目される大会で、リーグ全体の優勝チームを決定します。
UFAはプロリーグとして試合の観客動員や配信も重視しているため、レギュラーシーズン中から熱戦が繰り広げられます。
クラブシーズンのUS Nationals(北米選手権本戦)進出までの流れ
USA Ultimateが運営するクラブシーズンは、UFAと異なり、地域リーグから始まり、全国大会(US Nationals)に向けた予選が段階的に行われます。その流れは以下の通りです。
- 地域リーグ構成
- ディビジョン: USA Ultimateのクラブシーズンは、地理的に13のリージョンに分かれています。それぞれのリージョンはさらに「セクション」に細分化されています。
- 例: 「Northwest」「Northeast」「Southeast」など。
- 各クラブチームは自分たちの所属リージョンやセクションでプレーします。
- ディビジョン: USA Ultimateのクラブシーズンは、地理的に13のリージョンに分かれています。それぞれのリージョンはさらに「セクション」に細分化されています。
- セクショナル(地区予選)
- 各セクションで予選大会が開催され、上位チームがリージョナル(地域予選)に進出します。
- セクショナルの出場資格には、USA Ultimateへのチーム登録が必要です。
- リージョナル(地域予選)
- 各リージョンでトップを競い、最終的にUS Nationalsの出場権を獲得します。
- 出場枠はリージョンごとに異なり、過去の成績やチーム数に基づいて割り当てられます。たとえば、競技レベルが高い「Northwest」リージョンは他地域よりも多くの枠を持つことがあります。
- US Nationals(全国大会)
- 各リージョンから選ばれた16チームがUS Nationalsに出場します。
- US Nationalsでは、プール戦とトーナメント戦が行われ、全米一のチームが決定します。この大会は世界大会の出場権を争う重要な場でもあります。
重要なポイント
- プレーオフの激しさ: セクショナルやリージョナルでの試合は非常に競争が激しく、全米トップクラスのクラブチームでも簡単に勝ち上がれるわけではありません。特に、歴史のあるチーム(例: Revolver, Ring of Fire, Sockeyeなど)は常に高いプレッシャーにさらされます。
- WFDFルール: クラブシーズンはWFDF公式ルールに則って行われるため、戦略性と技術の高さが求められます。
UFAとUS Nationalsの違い
項目 | UFAプロリーグ | クラブシーズン(US Nationals) |
---|---|---|
主催者 | UFA(旧AUDL) | USA Ultimate |
地域構成 | North, East, South, West | 13リージョン(複数セクションあり) |
進出条件 | ディビジョン内上位、ワイルドカード | セクショナル→リージョナル→Nationals |
試合形式 | 独自ルール | WFDF公式ルール |
全国大会の出場チーム数 | 4~8チーム(プレーオフ進出) | 16チーム |
プロリーグとしてのエンターテインメントを重視するUFAと、競技性を重んじるクラブシーズン。それぞれに異なる魅力があり、どちらもアルティメットの楽しさを深く体感できる場です。プレーする選手としても、観る側としても、どちらの形式にもぜひ注目してください!
株式会社Threee
代表取締役社長 村岡